Tales of Colloseum

□ (外伝) A crow
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「あ、すみません!大丈夫ですか?」

「痛たた…大丈夫です。こちらこそすみません。見慣れない光景だったので…」

俺にぶつかった人は、12〜13歳位の髪をポニーテールにした女の子だった。

「俺こそ他所見してて…怪我…ない?」

「はい。大丈夫です。それより、クレ……
赤いマントとはちまきをまいた人を見かけませんでしたか?」

「いや。見てないよ。」

「そうですか…」

「(仲間とはぐれたのかな?)あの…俺でよかったら、一緒に探すよ。」

「本当ですか。ありがとうございます。」

「俺はスタン・エルロン。君は?」

「藤林すずと申します。」

「じゃあすず。行こうか。」

「はい。」

それから、しばらくすずと話しながら探した。しかしなかなか見つからないので中庭で少し休憩することにした。
そこで、すずと今まで自分のしてきた旅を語り合った。そして俺も知らず知らずの内、
自分の旅のことを話していた。
ミクトランのこと・ディムロスのこと・
…そして、親友…リオン・マグナスのことも
……
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