Novel
□旅
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〜昨日〜
夕飯を食べているとき、アルが切り出した。
「兄さん、明日から仕事お休みだね。どこか行く?」
「どっか行くっつってもどこにする?」
・・・兄さんあまり乗り気じゃないみたい。
けど
「・・・実はね、僕、もう予約してあるんだ。宿。」
ごふっ←むせてます
「はぁ?いつのまに」
「先週♪ね、いいでしょ?」
「・・・どこに行くんだ?」
「ここからちょっと北に行ったところの湖。涼しくてまわりの山もきれいなんだよ!」
「ふーん。まあいいんじゃない?いつにする?」
「明日から」
ッげほげほ←さらにむせてます笑
「明日?いくらなんでも急すぎるだろ。」
「でも宿予約しちゃったもん。」
「・・・・・・ったくしょうがねえな。わかったよ!明日から行くか。」
「やったー♪兄さん、明日の準備しておいてねっ。」
まったく唐突な弟さんです。
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