Pandora
□†約束†
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「ギルー!!」
廊下を慌ただしく走り目の前の扉を勢い良く開け放つ
長い時間ギルのことを探していたので肩で息をしながら早歩きでギルの方へちかずいていく
「ギル!!
これはいったいどうゆうことなんだよ!!」
ギルの目の前に一枚の写真を突き出す
そこに写っていたのは小さい頃にとったのだろう金髪のロングヘアーの女の子にギルが抱きつかれて頬っぺたにキスをされている写真だ
「オズ!!
その写真は「ギルのバカ!!こんな写真を隠し持ってたなんて最低ーっ!!」
その写真をギルに投げつけてやる
走ろうとさびすを返す
ギルが慌てた顔をするが無視をしてやる
するとギルはオレの手をギュッと掴んだ
「まてオズこれには深い訳があるんだ!!」
「うるさいうるさーい!!
言い訳なんか聞きたくないんだよっ!!」
手をふっても離さないギルがウザイ
手当たりしだい周りにある物を投げつけてやる
ニャー。
「……。
うわ゛ぁぁぁぁっー!!!」
するとたまたま掴んだ物が猫だったらしくギルが後ろにひっくり返る
いきなりのことにビックリしたんだろうかやっと手が離れた
オレはそのまま部屋を走り出た
「なんだよギルのやつ…デレデレしちゃってさ。あーあ部屋を飛び出したはいいけど行くとこないし…。」
ぼんやり空を見上げて歩いていた
すると窓からシャロンがオレに向かって手を振っていた
「オズ様ー!!
お暇でしたらご一緒にお茶でもいかがですか??
美味しいケーキもありますよ」
「本当に!!
今から行くから待ってて」
ーーーーー
「んまぁ〜いっ!!
このケーキすっごく美味しい」
「きにいってもらえて良かったですわ」
シャロンちゃんと笑いながら会話をしていたら扉が突然開いた
「オズ!!
こんなところにいたのか話しがあるからこい」
腕をひかれ椅子から立たされる
「はなせよ!!
ギルの顔なんて見たくない!!」
力いっぱい暴れてやるとキョイっと持ち上げられお姫様だっこをされた
「なっー!!
下ろせよギルのバカ!!」
オレの抗議もサラリと無視された
ギルはシャロンちゃんに一礼して部屋をでた
「話せって言っているだろ!!」
オレが叫んでも完全無視を決め込んでいるのか全く目をあわせようともしない
黙りを決め込んむギルにオレは暴れず大人しくしてやった
ギルはそのままスタスタと廊下を歩きギルの部屋の扉を開けた