〜短篇集〜

□ドS(+α)がやりそうな事
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ショートギャグで、○○と沖田が二つ、○○とモブ隊士が一つ。





【銀時と沖田】

─とある大通りにて─


「おっと旦那ァ、駐禁は減点罰金対象ですぜィ」

『別に良いだろ? 三分しか離れてなかったしもう帰ってきてるし、見逃してくれよ、ハイ決定!』


と、一方的に言って走り去ろうとアクセルを握る銀時。

しかし、


『ぐえッ!!?』

―ドガシャァンッ


沖田に後ろ襟を掴まれスクーターから落ちる。

勿論スクーターは前向けに滑り、電柱に衝突して倒れた。


『ちょっと何してくれてんのォォッ!?
愛車また修理しなきゃなんなくなっただろうがァッ!!
ついこの間直したばっかなのにィィッ!!』

「それを狙ったんでさァ」

『…泣いて良いかな?』



【山崎と沖田】

─屯所─


「ん? どうしたんでィ山崎。
前髪弄ったりして。
あ、生え際が後退してきたのか」

『違いますよ!
…前髪がちょっと鬱陶しくて。
だから短めに切って爽やかな感じにしようかなと』

「ふ〜ん。ただでさえ没個性なのにそんな事すりゃモブと見分けが付かなくなって、地味などころか出番無くなりやすぜィ」

『酷い言い種だなオイ!
否定しきれないのも哀しい!』

「まァ安心しろィ。
これ貸してやっから」

『髪を留めるクリップですか?』

「これで前髪上げりゃキャラも1ミリくれェは立つぜィ。
どう間違っても爽やかにはならねェけど」

『うぅ…』

「ホラ、俺が留めてやらァ」

『へ、あ、ありが…ギャァァッ!!
力入れ過ぎです!!頭皮が削れてる!!マジで髪が生えなくなるゥッ!!』

「え、"前髪を留める時は頭皮を削る勢いで"って言うだろィ?」

『誰もそんな危険な事言ってねェよ!!』



【土方ととある隊士】

─屯所・談話室─


「副長。只今戻りました」

『おお、帰ってきたのか。
ご苦労だったな、見廻り組に出張なんざ疲れただろ?』

「そうでもなかったですよ、信女さんとも仲良くなれましたし。
…あ、これ信女さんと一緒に買いに行ったドーナツ詰め合わせです」

『有名店のやつじゃねーか』

「はい。
彼女曰く、これが一番美味しいらしいんですが…ん! ホントに美味しい!
食べ掛けですけど半分いかがですか?」

『お、おお…じゃあ…』

―パクリ

『‥‥‥‥‥、』

「どうしたんですか?」

『…辛ェェェェッ!!
コレ辛ッ、めちゃくちゃ辛ェんだけどォォォッ!?』

「や〜い引っ掛かってやんの!」

『なッ!!』

「そのドーナツ半分辛いやつなんですよ〜
人が普通に食べてるからって油断するから引っ掛かかっんだよ!
あはははは〜!」

『クソッ、待ちやがれッ!!
切腹だコラァァァッ!!』



〜終われ〜




後書き


沖田ならやりかねないと思い付きで書いた30分クオリティのショートギャグでしたが、如何だったでしょうか?
(土方さんのは沖田は警戒されて無理っぽかったので他の隊士にしてもらいました)

書いていた管理人は楽しかったです(笑)

ちなみに信女ちゃんがお勧めしたドーナツは全く別のドーナツです。




感想など送って頂けると、管理人が飛び跳ねながら喜ぶでしょう。

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