main1

□ワガママ彼女VS暴力彼氏
1ページ/5ページ

「はぁ〜学校行きたくない……」
私は一人ゴトと言いながら通学路を歩いていた。私は冷房学校に通って一週間。友達もマァマァ出来た。名は株山キサ。私が学校に行きたくない理由はタダ1つ。あり得ない出来事が起きてしまったから。

それは前の日の事だった。
私が廊下を歩いていると……………。
「ぐほっ……うっ……」
「やめてくれ〜…」「悪かった……ゴホッゴホッ」
突然、隣の教室から男子3人のうめき声が聞こえてきた。私が覗いて見ると………。男子が一人立って床に倒れている3人を睨み付けていた。うわ〜よく3人相手に………しかも勝ってるし。
「次やったら命は無いと思え」
そう言って一人の男子はドアの方に向かって歩いてきた。
慌てた私は近くにあったバケツにつまづきコケてしまった。「いっ…た〜」
ガラッ。
私が男子を見ると目があってしまった。「今の見た?」
男子の表情がキツくなった。
私は思わず下を向いてしまった。
「あのさ〜この事、黙っててくんね?」男子は、しゃがんで私を見た。
「でも暴力はいけな…」
「あ?口答えする気か?例え女でも殺す事ぐらい出来るんだぞ」
男子は私のエリを掴んだ。
「は、はい。い、い、言いません」
私が言うと男子は掴んでいた手を離した。
「あと明日から俺のパシリやれ」
「はい?何でそこまでしなくちゃ、いけないんですか」
私は男子を睨み付けた。
「はぁ?殺されてぇのか?」
「や、やります」
私がそう言うと男子は「よしっ」と言って私の所から去っていった。

という訳で今日からパシリ使いされるんです。私3年間、大丈夫かな?死なないかな?
少し心配です…………。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ