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□拗ねないで
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「今日は俺じゃなくてリボーンと出掛ければ?」



ツナさんはそう言って歩き出そうとするから咄嗟に手を伸ばしていた。



『だ、駄目っ!』



ツナさんの手を掴んで引き止める。



振り返ったツナさん。



『私、ツナさんと出かけるの楽しみにして…』



ツナさんを見ていられなくて俯いた。



だってよくよく考えれば、ツナさんはせっかくの休みに私なんかと出掛けたくないのかもしれない。



最近休みなかったみたいだし、昨日だって夜遅くまで部屋の明かりがついてるの見たし。



私ってばめちゃくちゃ迷惑かけてる…?



引き止めるのも気が引けて掴んだ手をさっと離した。



『すみません、やっぱり迷わk「俺と、行くのを楽しみにしてたの?」



無表情にツナさんはそう訊いてきた。



質問の真意がわからないけど、少し考えた後素直に頷く。



するとツナさんは表情は変えないものの、纏う空気が柔らかくなった…気がした。



ツナさんはあー、と呟くと頭を掻いた。



「ごめん、ちょっと言い過ぎた。別に鳴のせいじゃないのに」



『いえ、気にしないでください』



それからツナさんはじっと私を見つめると少しだけ笑んだ。



「飯食って、さっさと行こうか」



そう言って歩き出すツナさんに私もついて歩き出す。



なんで機嫌がよくなったかはわからないけど、まぁいいやそんなことは。



とりあえず機嫌直ってよかった。











リボーンは鳴にも春がおとずれたかって言ってるんです。






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