その他
□彼岸島
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始まり
その子椿芽衣はユキが連れてきた。大学に入ってから初めてできた女友達なんだ~といって、それから芽衣は俺達とつるむようになった。
昔の俺はユキが好きだったが今じゃ芽衣の事が好きだ。そのことでユキに相談なんかしたりして、昔の俺じゃ考えられないことをしていた。
これからもユキに相談したりしてケンちゃんや皆と笑って過ごすと思っていたんだ。あんなことが起こるまでは・・・
そして今俺いや俺達は彼岸島に向けて出発した。芽衣だけは俺が必ず守ると誓って
着いた島は歓迎モードだった。俺達からみれば地獄のような場所だったが・・・
俺達は牢屋に連れて行かれた。
牢屋の床に書かれた一つの円を見ていたらポンが誰かに押され円の中に入れられそうだった。その時
「私が入るよ」と一つの声が聞こえ、声を発した人物を見ると円に向かってゆっくりと歩いていた。
「芽衣が入ることないわよ」とユキが芽衣に言うが芽衣は歩みを止めなかった
「誰かが入らなくてはいけないのなら、私が入るわよ」と凛とした声で言った。男顔前の男らしさが芽衣にはあった。こういう時芽衣のこういうところが凄いと思う。俺は芽衣を助けると誓ったのに芽衣に助けられている。それが凄く悔しかった。
「いや待て俺が入る」とケンちゃんが芽衣を押しのけて円の中に入り座りこんだ。
その後ケンちゃんは吸血鬼に連れて行かれた。ユキが芽衣の横で泣いていた。
その後俺達はその屋敷から逃げ出した。俺は芽衣を連れて・・・
ケンちゃんを必ず助けると誓って