闇の砂時計

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『はぁ…………。』



何か毎日毎日疲れた…


こんなんならイタリアでマフィア相手に殺し合いしてた方が楽だよ…………。






机にだら〜と体を乗せる



隣の綱吉は私の事を呆れた顔で見てるけど
相手にしたら負けだ


もとはと云えばお前のせいで
睡眠不足なんだからな!!










「ねぇ、あのウワサ聞いた??」


「聞いた聞いた!!アレでしょ!?」


「俺マジでビックリしたし!」


「絶対天変地異の前兆だぜ!」



クラスがいつもより騒がしい






『どうしたの?』


私は近くにいた花に聞いてみた



「桜、アンタまだ知らないの!?」



『うん。』




「なんか5日前から雲雀さんが眠ったまま起きないんだって!

毎日家に風紀委員のやつらが行ってるらしいんだけど…。

一応息はしてるらしいよ。」




「あの雲雀さんが病気なんてあり得ねぇ!」




「何かみんなは植物人間になったとか噂して…………アンタ、汗スゴいよ;」




『そっ、そうかなッ!?』





ヤベェ…………;;





メチャクチャ心当たりあるんだけど!?





「そういや5日前って俺等が雲雀さんと追いかけっこした日だよな?」







じーっ




綱吉が私の事ガン見してくる





『そっ、そうだったっけ??;』




「あの後どうやって雲雀さん振り払ったの?」










言えない…………。


象用の麻酔弾撃ち込んだなんて言えません













その時




キンコンカンコーン


《2年aクラス雪沢桜、10秒以内に応接室に来ないと咬み殺すよ。

繰り返す、雪沢桜を咬み殺す》











もうどっちにしろ咬み殺すんじゃねぇか!!!







「なんだ雲雀さんいるんじゃねぇか。」




「ってか桜、アンタ何したの!?」





『たっ多分この間落とし物したから
その事だと思うな♪』






隣で笑ってる綱吉を猛烈に殴りたい…………。





さてさてどうしましょう?







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