夏目友人帳 短編

□残される者
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『夏目…また来たのか?』



呆れたように笑う彼女
俺はもう何回もここに来ている




「…来てはいけなかったか?」



彼女の言葉に不安になる



『ふふっ、そうは言ってないよ

…こんな所まで来るのは夏目くらいだからね』



自分でも分かるくらいホッとしている

彼女の言葉にこんなにも心が乱される






彼女――



夜長と出会ったのは俺が露神様の名を返すために森でQちゃんを探していた時だった






 
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