□相互記念
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練習版と同じく、むかつく雨は夜に降るの椎崎紅音さんとの合作です。

設定はほとんど同じですが、こっちのほうが幾分かわかりやすいはずです。

不思議空間に飛ばされた4人が意気投合したりバトルしたりします。

それではお読みになる方は下へどうぞ!!











「うわ、ここどこ。…レウ分かる?」
「さあ?そこにいる二人にでも聞くか?…あの、すみません」

「おや、何ですか?」
「何、君達」

「えーと、ここどこだかわかります?」
「…うぅ、なんとなく嫌な予感がする(ぼそ)」

「!
すみません、今僕達も聞こうと思っていたんですよ」
「…ハズレか」

「……嫌な予感、当たったし。…レーウー、どうしよう」
「俺に聞くな、俺に。
…それにしても、困りましたね。お互い」

「そうですね…どこなんでしょう、ここ」
「僕達しかいないみたいだよ」

「…なんか、広場っぽいけど、人気無さすぎるし。うー…不気味なんですけど」
「とりあえず、立っているのも何ですし、そこのベンチにでも座りません?」

「そうしましょうか。丁度4人座れそうですし。
…おや、雲雀君は座らないんですか?」
「僕はいいよ。群れたくないからね」

「……へー」
「……随分はっきり言う人ですね」

「すみません、ちょっとこの人普通じゃないだけなので気にしないでください」
「君に言われたくないんだけど」

「……えーと、せっかくですし、自己紹介でもしますか?」
「あ。私はアニセリアです。こっちのはレウニス」

「僕は六道骸です。
こちらの彼は雲雀恭弥…」
「(フイッ)」

「…うわーシンクみたい(ぼそ)」
「ロクドウにヒバリ?変わった名前だな」

「いきなり失礼だね。君達の方が変わってるよ」
「おそらく文化形態が異なっているんでしょうね。
僕達にとっても、あなた達の名前は聞き慣れないものですから」

「あー…成る程。道理で」
「てことは…パラレルワールド?…いや、ちょっと違うかも。異世界、のが近いかな」

「そんなところだと思いますよ」
「異世界…か、面白くなってきたね」

「面白い…ですか?…あたしはめんどくさいんですけど」
「まあ…ある意味面白いな。普通なら知りえない別の世界の話とか気になる。…なんか、こう…いい感じにストレス解消になりそうな拷m「はいはいはいはーい、レウ、ストップね」…」

「クフフ、お二人はとても仲がよろしいようですね」
「…ねぇ、情報交換しないかい?」

「ね、ちょっと聞いた?レウ!あたしたち仲良く見えるって!」
「アニー、ちょっと落ち着け。…情報交換?別に良いぜ」

「じゃあ君、見たところ強そうだけど得物はなn「ちょっと雲雀君、こんなところに来てまで殺伐とした話題を振るのはやめてください」

「片手剣だけど、そういうお前h「レウも答えないの!」

「…何で邪魔するのさ骸」
「戦闘狂の君がそんな話を聞いてじっとしていられるはずがありませんからね」

「…あのねえ、レウ。最近デスクワークばっかで動き足りないのは分かるけどね。自分が怪我しちゃいけないって分かってる?とばっちりくらうの、あたしなんだけど」
「……良い訓練になるだ「馬鹿」

「すみませんウチの雲雀がご迷惑をおかけしまして」「何その馬鹿な子供持った母親みたいな謝り方は。ていうかなんで君が謝っt「少し黙りましょうか?(にっこり)」

「おぉ…、オカンがここにいる」
「レウ!失礼でしょうが!」

「そうだよ君。喧嘩売ってるの?買うよ?」
「やめてください雲雀君。原因は全部君です」

「お願いだから、レウ。無言でローレライの鍵出さないで。ちょ、イイ笑顔止めーっ」
「久しぶりに、な?ちょっとだけだから」
「ちょっとですむわけ無いでしょうが馬鹿っ」

「ワオ、何それ。フフ…血が騒ぐね」
「なっ、目がマジじゃないですか雲雀君やめてくださいってば!!」

「話を聞けーっ!」
「あーはいはいきいてるきいてる」
「嘘つけ!」

「くっ…まずいですね、このままでは確実に乱闘になってしまう…!こうなったら雲雀君の後頭部を殴打して「骸、心の声だだ漏れ」

「ピコハンもしくはコチハンで動けなくすれば……止まる?」
「ピコハンはともかくコチハンは酷くね?」

「ではいきますよ雲雀君、覚悟!」
「ツッコミ無視!?ていうかそんな大きなパイナップルどこから出し「ドゴガッ!!」

「両方で行けば…」
「おいおいちょっと待てって!コチハンは無し!「問答無用!」ピコッ」

「…(気絶)…」
「ふう…
お互い苦労してるみたいですね、アニセリアさん」

「…あはは、そうですね
…昔は、違ったんですけど」

「昔?」

「ええ、まあ。いわゆる黒歴史?
…それがあったから、今、こうしていれるんですけど、ね」

「そうですか…
でも、誰にでもそういう歴史はありますよ!僕も昔はいろいろありましたし…大事なのはこれからどうしていくかです。きっとね」

「……そうですよね!
あはは、なんかちょっとスッキリしました。ありがとうございます、ロクドウさん」

「いえいえ。そんな大したことは言ってませんから…それにしても、どうしたら元の世界に帰れるんでしょうね?このままではまたこの人達が目覚めてドンパチですよ」

「……そうですね。
あーもー…困ったなあ。」

「ちょっとその辺でも見て回りますか?何か見つかるかもしれませんし」

「あ、はい。そうしましょう。
……この二人は、ここに置いときます?なんか、物凄い不安ですけど」

「勝手に戦い始めそうですよね…でもまあ、いざとなったらさっきのアレで大丈夫でしょう」

「…まあ、正直、被害がこっちに来なければ、それで良いんですけど。
…はぁ。そういうわけにはいかないんですよね」

「おや、ワケありですか?こっちは別に骨折くらいまでならいつものことで済ませられるんですが」

「いつものことって…。それで済ませられるとか、良いなあ」

「そうでもないですよ」

「……でもまあ、それはそれで大変でしょうね。よく大怪我するってことでしょう?」

「そうですねえ…でも一番酷い怪我は多分昔僕が彼に負わせた…あっ、なんでもないですよ!今のはちょっと口が滑っただけなので」

「あはは。そうですか。わかりました」

「話の早い方で助かります」

「探られたく無いことのひとつやふたつ、誰でも持ってるでしょう?」

「そうですよね!なんだかあなたとは気が合いそうな気がします」

「同感です」

「血の気の多い人と一緒にいると苦労しますよね」

「ですよね…。こっちにくる被害を考えて欲しいです」

「全く、なんなんでしょうね」

「……あ、何か見えて来ましたよ」

「おや?」

「……扉?」

「二つありますね」

「ある意味わかりやすいというかなんというか…」

「…まあ、都合とかいろいろあるんでしょうね…」

「……とりあえず、見つかったことですし、二人のところへ戻りましょうか」

「そうですね」

「……幻聴でしょうかね。なんか、破壊音が聞こえるんですけど」

「僕もなんというか、金属と金属のぶつかり合う音が聞こえるような気が…」

「だんだん大きくなってきてる気が…」

「この地面の焼け焦げは目の錯覚ですよねそうに決まってます」

「…おかしいなあ。睡眠不足かな。幻覚が見える」

「遅いよ骸何してたの。僕を置いてどこかに行くなんて良い度胸「永遠に寝てれば良かったのに」酷っ!」

「…あと10分は気絶してる計算だったんだけど…」
「もしもの時にそなえてピヨハン装備してたんだよ。甘かったな。アニー」

「僕としたことが、雲雀君の戦闘に対する異常なまでの執着心を忘れていましたよ…」
「君も参戦するかい?なかなか楽しいよ」

「二対二でも面白そうだな。アニー、援護」
「え、拒否権は?」

「僕がそっちから回り込むから、君はその辺りに火柱出しといてよ」
「僕の参戦もう決定事項ですか?ふざけないでくださいまず人の意見を聞「タタタタッ!」

「命令、な。じゃ、俺先に行くから!援護よろしく!」
「え、あ、ちょっと!ふざけんな馬鹿っ!」

「クハッ…どうしまs「骸、帰ったらチョコ買ってあげるから。高いの」
「!!、し、仕方ないですねそんなに言うなら僕も参戦してあげますよ」

「チョコで買収されるとか…」
「アニセリア」
「あーはいはいわかりましたよ、ご命令なんでしょう?参戦しますよ」

「骸今度はそっち地割れお願い」
「…雲雀君落ちたら面白いのに」
「何か言った?」

「アニセリア!右ッ」
「はいっ、行くよ、トクナガ二号!」

「君さ、知らない人がいたから被ってた仮面剥がれてきたよね」
「さあ何の話でしょうか」

「……なんか楽しくなってきた」
「だろ?たまには体動かそうぜ」

「雲雀君僕もそろそろ地獄道やめて修羅道使いたいんですけどいいですか」
「いいよ。でもどさくさに紛れて日頃の恨みを晴らそうとするのはやめてね」

「……レウ、良い?」
「良いよ。俺もやるし。巻き込まれないようにしろよ?」
「え、味方識別つけてないのっ!?」

「雲雀君、右のガードががら空きですね…」
「ねぇ骸本当にやめてね同士討ちとか洒落にならないから」

「よおっし……殺劇舞荒拳っ」
「あ。アニーそこ退け」
「え、あぶなっ。巻き込むなっつの!馬鹿っ」

「結局乱闘になってしまいましたね。収拾は誰がつけるんでしょうか」
「最後まで立ってた奴に決まってるでしょ」

「はははっ。それじゃあ、一気にいくとしますか」
「大怪我しないでくださいね」
「大丈夫。治すから」

「雲雀君も何か格好良い技とかないんですか?叫べそうな感じの」
「ないよそんなの。よく考えたら守護者の中で僕達二人だけ決め技がないんだよ」

「ロスト・フォン・ドライブ!」
「……それっ、ネガティブゲイト!」

「僕達も欲しいですね、ああいう技」
「君の場合頑張ればナッポービームとか出せるんじゃないの?」
「なっ、死ね雲雀恭弥!!」

「ナッポービームって……ごめん、笑うっあははははっ」
「あ、ちょっとレウ?怖っ、笑いながら戦うな怖いからっ」

「僕の髪型を笑った人間は何人たりとも許しませんよ。
…生きて帰れると思うな」
「骸、敬語忘れてるそれと顔怖い」
「誰のせいですかっ!」

「うわ、マジだ。ロクドウの奴、マジだ」
「……空気が違うねえ」
「アニー、一旦退くぞ」
「了解」

「逃がすものか!!」
「ねぇ骸雰囲気がいろいろと悪役時代に戻ってる」
「君も死になさい!」

「レウ10時方向にまっすぐ!そのまま見えた扉の右に飛び込んでっ」
「わかった」

「?、何あれ」
「あ…あれはさっきの」

「っと、ロクドウ、ヒバリ、じゃあなっ」
「お騒がせしましたっ「ガチャっバタンっ」

「あ、ちょっと」
「…もしかしてあの扉に入れば帰れるのかい?」
「らしいですよ…僕達は左っぽいですけど」
「そうなんだ。(ガチャッ)元気出しなよ骸。じゃあ僕達も帰ろう?」
「うう、誰のせいだと…」

バタン!



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以上で終了です。

椎崎紅音さん、相互ありがとうございました!!
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