小説 silent line -虚空の軌跡-

□第三話『にぎやかな空』
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翌朝。
ノックの音で目が覚めた。
「お〜い。ウィル、起きてるか?」

ブラムスの声だ。
とりあえず自分はドアを開けた。

「なんだまだ寝てたのか?朝飯の時間はとっくに終わっちまったぞ。」


部屋に入ってきたブラムスは窓を開ける。

少し肌寒いが心地よい風が流れてくる。

「そういや、この部屋には時計が無かったな。時間がわからんのも無理はないか。」

そう言うと手に持っていた紙袋をくれた。
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