復活

□悪意なき悪戯
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「…はぁ」

見回りを終えて応接室に戻った僕はドアに仕掛けられたトラップに頭を抱える。


(黒板消しとか古典的過ぎ)

最近白夜が応接室限定でトラップを仕掛けるようになった。

単純なものから命に関わるようなものまで。

例えばこの黒板消し。

ドアを引けば落ちるだけの単純な物かもしれない。

でも実は次の罠を発動させる為のカモフラージュって可能性も捨て切れない。


(この間は何だったっけ…)

たしか机にあったパイナップルを捨てようと窓を開けたら後ろからナイフが飛んできたんだっけ。

あと一歩対処が遅かったら確実に心臓をやられてたかもしれない。


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