復活
□再び結ばれた絆
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「九代目」
「ああ、白夜か。珍しいね。どうしたんだい?」
「お花を届けに参りました」
「花…?」
「はい。ジャッポーネには6月の第3土曜日に自分の父親に日頃の感謝をする行事があるんです」
「それで、その花束を私に?」
「ええ。父の日には黄色の薔薇を贈るらしいので」
「そうか…。ありがとう。とても嬉しいよ」
「喜んでいただいて何よりです。そういえば、」
「?」
「義兄様からコレを届けるように言われました」
「…上等なブランデーだ。コレをザンザスが?」
「はい。今度一緒に飲みたいからと」
「!、そうか」
(これを機にお互いの蟠りがなくなれば良いんだが…)
(ザンザスも随分丸くなったものだ。やはりコレも綱吉君や白夜のおかげかな?)」
「…ふんっ」
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