婆裟羅

□嘘が上手くなる度に
1ページ/6ページ

俺様と白夜は小さい頃からずっと一緒だった。


笑顔を絶やさない、太陽みたいな彼女が俺様は大好きだった。


もちろんその気持ちは今でも全然変わらない。


けど……白夜だけは、ある事件をキッカケに変わった。


笑う事はおろか、喜怒哀楽の感情全てを表に出す事を止めちゃったんだ。


…否、この場合は“失った”って言った方が正しいかもね。









そう…




目の前で母親を殺された日からずっと―――


白夜はまるでお人形のように心を閉ざしちゃったんだから。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ