魔法少女リリカルなのは ASTRAY

□プロローグ
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都市型テロ、その黒幕の名から通称「JS事件」と呼ばれる出来事から早5年が経った春のある日の夜12時を過ぎるか過ぎないかという頃



時空管理局第56管理外世界メリヒムのとある鉱山街が謎の魔導師、それもたった2人によって襲撃を受けていた


魔導師1「ハハハァ…!“アイツ”に関わった者は皆殺しだぁ!!」


目につく街の住人、家に魔力弾を撃ちながらその内の1人が言う。標的となった人は断末魔の叫びをあげて息絶え、建物は崩れて燃え上がり逃げ遅れた者も容赦なくやられていく


魔導師2「何人かはあの建物に逃げ込んだみたいだよ?」


もう片方が指差す先には他より少し大きめの建物がある。AMFを展開しているらしく魔力弾は届かない


魔導師1「じゃあ“アイツ”はそこにいるってことじゃねえか!それに…」


さっきまでとは違い、実弾の鉄球を大量に生成し、建物に向けて飛ばす。


魔導師1「ジェイル・スカリエッティの遺物(AMF)なんざ俺らには通用しねぇんだよ!」


AMFを攻略する方法はいくつかあるが、その内の1つ。実弾は防御できない。AMFは飽くまでも魔力結合を強制的に引き剥がすものなのだから仕方がない。

他にも、魔力弾を魔力でコーティングするというのもある。外殻をAMFの犠牲にしてその内に秘める本命をターゲットに届かせるという方法

これは本来AAランク魔導師のスキル。故に単純なミッド式魔導師にはAMFはそうそう破られることはない。

が、それを軽々破るあたり、この2人の実力がうかがえる。

直撃を受けた建物の壁は少しずつ崩れていく


魔導師2「それもそうだ…ね!」


もう1人の魔導師は持ち前の双剣を持って中に入り、避難してきた人を次々と斬り殺す

と、奥の部屋から微量の魔力の反応を感じる


魔導師2「あそこ…か」

魔導師1「みたいだなぁ!」
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