魔法少女リリカルなのは ASTRAY
□プロローグ
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───襲撃が始まってまだ間もない頃
??「くそっ…もうここがバレたのか…!」
例の建物の奥にある地下室で1人の見た目18〜20歳程の青少年が大きなモニタにむかってキーボードをたたいている
??「まだこいつらが完成してないのに…プログラムも…!」
焦りながらタイピングする
??「早くメモリにデータを転送しなければ…」
ダァァァァン!!
すぐ上の部屋から爆音が響き、地下室が少し揺れる
??「街の人達の生命反応なし…マヤも帰って来ていない…マヤには悪いけど、こうなったら…」
すぐそばのガラスのケージの中にある黒い水晶に金のリングをかけたネックレスの様なものみ手に取り、コンピュータからデータの転送が完了したメモリを懐にしまいこむ…と
ズガァァァン!!
同時に部屋の扉が吹き飛び先程の男2人が入ってくる
??「Σ…!」
魔導師1「よぅ。久しぶりだな。挨拶代わりっちゃあ難だが…死ね」
と、魔力弾を多量に青少年に向けて発射
??(起動はできなくてもバリアジャケットなら…)
間一髪で黒を基調としたバリアジャケットを装備
??「…ぐぁ!」
それでも至近からの多量の魔力弾なだけあり、かなりのダメージが通る。しかし、この青少年は防御をすて、先程の水晶とメモリを庇い、気付かれないように小さな魔方陣を展開
魔導師1「とど…め!」
ドガァァァン
魔導師2「やったか…?」
魔導師1「いや、喰らう直前に転送魔法で逃げたらしい」
魔導師2「仕方ない。目的の内1つは達成したんだ。それに管理局の連中も何時来るかわかったもんじゃない。すぐは来ないだろうが、長居は危険だ。引き上げよう」
魔導師1「気にくわねぇが…しゃぁねぇ」
2人はその場から消え去るように立ち去る。その直後この建物は崩れ、つい1時間前まで街だった場所は燃え上がる瓦礫の山だけだった
管理局の救助隊と調査隊が到着したのは夜が明けた後の昼頃だった…