魔法少女リリカルなのは ASTRAY

□第1話
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??「ぁ…ぅ…」


と、そこに現れたのは黒のコートのバリアジャケットを纏った18〜20歳程の青少年。
しかし、バリアジャケットはボロボロで本人も頭や体の各所から出血している。それに右手にはネックレスの様なものを持っている。


??「よか…った…」


と、その青少年は管理局員の3人を見ると安心したのか意識が遠退き倒れる。
と、同時にバリアジャケットが消え、普段着に戻る。


フェイト「Σバルディッシュ!」

バルディッシュ「ソニックムーブ」


それに逸早くフェイトが反応し、抱き止める。すかさずその青少年の喉に手を当て、心肺の状態を確認する。


フェイト「よかった…気を失ってるだけみたい」

ティアナ「その人…生き残りですかね?」

フェイト「多分…そうだと思う。それもこの人、この次元とは別のとこから来た人ね」

シャーリー「何故ですか?」

フェイト「魔法文化がほとんど無いこの世界には魔導師はいるわけない。しかし、この人はバリアジャケットを着ている」

ティアナ「つまり、この人は魔導師だからこの世界出身ではない…と。ってことは犯人の一味か別の次元から何らかの方法でここに来て、襲撃を受けた…?」

フェイト「そうなるかな。まぁ負傷しているから多分後者だと思うけど」


と、そこに


救助隊長「ランスター執務官、テスタロッサ・ハラオウン執務官。現在の状況を報告に来ました」


先程の救助隊長が茂みを掻き分けてやってくる


ティアナ「わかった。で、どう?スバル」


でうやら救助隊長はスバルと言う名らしい


スバル「はい!今のところ生存者は1人も確認できず、犯人を特定出来るような物も見付かっていません」

ティアナ「ありがと。こっちは先程生存者を1人保護しました」

フェイト「私が付き添うからアカツキの医務室に部屋の確保と検査等の準備を連絡しておいて。ティアナ、シャーリー。私が戻るまで現場の指揮は任せたよ」

スバル・ティアナ・シャーリー「了解!」


フェイトはこの青少年を持ち上げる。すると服の中から何かが落ちる。拾ってみると何かのデータメモリのようだ。

疑問に思いながらもフェイトはアカツキまでの転送魔方陣を展開してアカツキに向かう

ちなみにアカツキとは今回の襲撃事件の調査用に集められたチームの旗艦でかのアースラの後継機のLS級艦船。現在のクルーは八神はやてを艦長としたもと機動六課のロングアーチを中心に組まれていて、調査隊はフェイトをリーダーとしてティアナ、シャーリー等20人程。

ちなみにもし戦闘となった時のためになのはをリーダーとした武装隊局員も数人乗り込んでいる


ティアナ「で、スバル。何で私とスバルの仲なのにそんなに堅いわけ?応対しづらい」

スバル「普段ならともかく今は仕事中だし、ティアは今はこの場の指揮官だしね」

ティアナ「まったく、好きにしなさい」


このような形だが、久々の再開をしたティアナとスバル。ティアナはスバルの成長ぶりに感心しているのだろう
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