魔法少女リリカルなのは ASTRAY
□第1話
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アカツキ内の、主に局員の転送に使うスペースの一角にフェイトは到着する。と、そこには薄い黄色のショートヘアの見た目20前半くらいの医者を筆頭に数人の局員がストレッチャーを準備して待機していた
フェイト「シャマルさん、お願いします。あと、これを解析班にまわしてください」
シャマル「これは…何かのデータですか?」
フェイト「そうみたいです」
シャマル「了解!早速取り掛かります」
フェイト「お願いします。それでは私は現場に戻ります」
シャマル「はい」
フェイト「それで…[なのは、今体空いてる?]」
フェイトはシャマルとのやりとりをすませると高町なのはに念話を送る
なのは[一応空いてるけど…どうしたの?フェイトちゃん]
フェイト「実は今負傷者を1人保護したんだけど、今回の事件について何か知ってると思うんだ。だから様子見といてもらえるかな?私すぐ現場に戻らないといけないから」
なのは[了ー解。目が覚めたら話聞けば良いんだよね?]
フェイト「そ。お願いねなのは」
フェイトはなのはとの念話を終えるとモニタを出し、この事を艦長のはやてに報告し、現場に戻る
しばらくして調査を終え、黒色の執務官の制服に着替えた(換装した?)フェイトが保護した人がいる個室に戻ってくる
フェイト「なのは、その人まだ起きないの?」
なのは「ぁ、フェイトちゃん。うん、まだ意識が戻らないのよね。さっきシャマル先生が検査しててね。傷こそ多いけど運良く軽傷で済んでたみたいで、すぐ目を覚ますかも…とは言ってたけど…」
フェイト「そっか…あ、そういえば私となのは両方出てきてヴィヴィオは大丈夫なの?」
なのは「今回の出動は急だったからね。一応書き置き残してきたよ。それに私が帰れるの明日か明後日以降になりそうだし、コロナちゃんの家に泊めてもらうようにも頼んであるし」
フェイト「なら安心だ」
と、その時突如個室のドアが開く。そこには茶髪のショートヘアに青を基調とした管理局の制服、黄と赤の髪飾りを着けたなのは、フェイトと同年代に見える女の人、艦長八神はやてと、はやてと同じ服装で少し小柄な女の子、リインフォースU(フルサイズ)がいる。
はやて「なのはちゃん、フェイトちゃん。保護した人の様子はどや?」
フェイト「まだ起きそうにはないよ」
なのは「命に関わるほどの重傷じゃあなかったみたいだし、多分すぐ目を覚ますと思うよ」
リイン「ちなみにこの人が持ってたメモリの解析がまだまだ時間かかるらしいですよ。何でもセキュリティが厳重でまだ中身すら見れないらしいです」
フェイト「Σそんなに厳重なの!?」
はやて「そうらしいな〜。で、その黒い水晶みたいなのは何なん?」
はやては机の上の黒い水晶を見る
フェイト「保護したときに持ってたんだ。多分この人のデバイスだと思うんだけど、なのははどう思う?」
なのは「私もフェイトちゃんと同意見。けど、何度問いかけてもうんともすんとも返事をくれないのよね。」
はやて「見る限りはインテリ型なんやけどな」
で、そこでまたしても個室のドアが開く