魔法少女リリカルなのは ASTRAY

□第1話
4ページ/10ページ

シャマル「はやてちゃん、みんな


と、そこからシャマル先生が駆け込んでくる。


はやて「シャマル、どないした?」

リイン「おかしな検査結果でもでんですか?」

なのは「この人が実は戦闘機人だった…とか?」

シャマル「一言で言えばなのはちゃんが惜しいわ。これ見て」


シャマルは息を整えながら少し大きめのモニタを出し、そこに検査結果を表示する。


はやて「何かおかしなとこでもあるんか?」

シャマル「じゃあこれなら?」


シャマルはなのは、フェイト、はやての定期検査の時のデータをモニタに表示、比較してみる。


4人「Σ!?」

シャマル「気付いたみたいね」


4人はモニタに表示されたデータを見て驚く。それもそのはず。なのは達3人のデータはほとんど同じなのに対して、保護した人のそれは異常でこそないが、明らかに変である。

中には普通人が持たない物質まで検出されている


フェイト「こ…これって…」

なのは「もしかして…クローン!?」

リイン「それならフェイトちゃんのもおかしいはずですよ」

はやて「こら本人に聞くしかなさそうやな」

シャマル「けど、まだ起きないですよ?それにみんな、特にはやてちゃんはずっとここにいるわけにはいかないでしょ?」

なのは「じゃあ私がここに残ってるよ。だからみんなは持ち場に戻って。フェイトちゃんも報告書とかいろいろあるでしょ?」

はやて「おおきにな。なのはちゃん」

フェイト「ありがと。なのは」

リイン「ありがとですぅ〜」


3人ともお礼を言うと個室を出る


なのは「さて…この人が起きるまで教導のデータでも見とこっかな」

シャマル「私も向こうの部屋にいるから何かあったら呼んでくださいね」

なのは「はぁい」


なのははモニタをたくさん出してデータの整理や確認、今後のメニュー作成に取りかかる





で、十数分後


なのは「ぅ〜ん…レイジングハート、ここはこれでいいかな?」

レイジングハート(以降RH)「No problem.(いいんじゃないですか?)」

??「んん…」

なのはが教導メニューの作成を終えようとした頃、寝ていた青少年が目を覚ました。


RH「He wakes up.(目を覚ましたようですよ)」

なのは「ぁ、ホントだ。[みんな、彼が起きたよ。すぐ来て!]」


すぐにはやて達に念話を送り、ベッドに向かう


??「ぃっっ…ぁれ?ここは?」

なのは「ここは時空管理局LS級艦船アカツキの個室だよ。私の友達が君を救助したんだよ?覚えてない?」

??「……っ…。そうか…良かった」


突然聞こえたなのはの声にビックリしたのか顔がひきつる。しかし、すぐに平静になる


??「確か…何時間も森を…管理局の制服の人を見付けて、そしたら気が遠くなって…。ぁ、俺はギルダ。ギルダ・グリンフォード。よろしく。後、ありがとう」

なのは「私は本局教導隊の高町なのは一等空尉。よろしくね。お礼ならすぐ来ると思うから助けた本人に言ってあげて?」


なのははギルダが上半身を起こそうとしているのを手伝いながら自己紹介する。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ