魔法少女リリカルなのは ASTRAY
□第5話
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──レールウェイ内
ギルダ「で、昼ごはんどうする?隊舎まで我慢する?」
ルイス「それかクラナガンに寄り道してく?」
ヴィヴィオ「じゃあ…食べて帰りたい!」
ギルダ「了解。ぁ、それなら一瞬だけ本局寄るけど良い?」
ヴィヴィオ「良いけど…どうかしたんですか?」
ギルダ「シャーリーに朝に預けたグランの受け取り」
ルイス「さっき通信で新武装が完成したんだって」
ヴィヴィオ「ぁ、ホントだ。グラン着けてないですね。良いですよ。寄っても」
ギルダ「サンキューな」
──本局第3メンテナンスルーム
はやて、リイン、シャーリーの3人は目の前のケースの中で完成してる武器“ストライクザンバー”を見ながら話しているところのようだ。
はやて「これがギルダが設計しとった武器なん?」
シャーリー「はい。作っててわかったんですけど、やっぱりスゴいですよ。リボルバータイプのカートリッジシステム対応なのは良いんですが、それに装填されたカートリッジを一気に使うフルバーストシステム搭載で、マグナムカートリッジにも対応してるんです。リボルバーカートリッジは2つ装備ですし」
リイン「でも、これだけだったら接近戦も出来るボルトライフルですよね?」
はやて「せやね。腕に装着するタイプの大剣にボルトライフルの機能付けてオールレンジに対応してるだけやもんね。ま、スゴい事に変わりはないんやけどな」
はやてが苦笑したところでシャーリーが驚くのはまだ早いですよ〜、と言ってザンバーの後部を拡大させる。
はやて「…?何やの?この何かを押し出すような機構は」
リイン「またギルダさんオリジナルのマグナムカートリッジみたいなトンデモ機構ですか?」
シャーリー「はい。結論から言うと、これはマグナムカートリッジを凌ぐ出力を引き出せる波動カートリッジシステムっていう機構なんです。詳しいことは聞かされてないんで、設計した本人しかわからないんですけどね」
リイン「確かもうすぐ来るですよね?」
シャーリー「はい。もう来る頃だと思いますよ?」
ギルダ『ギルダ・グリンフォード、参りました』
と、そこに外から通信が入る。シャーリーがどうぞ〜、と言うと扉が開き、ギルダとルイスが入室する。
シャーリー「噂をすれば何とやらですね司令」
はやて「せやね」
ギルダ「ぁ、はやてにリインもいたんだ。ってか噂?」
シャーリー「はい。ギルダさんと八神司令、付き合ってるんじゃないかって問い詰めてたところです」
シャーリーははやてを軽く(?)からかってみる。
はやて「Σちょ、何ゆうてんの!?/////」
シャーリー「冗談です。でもその噂自体は局内で広まってますけど」
はやて「いっ!?//////」
どうやらはやてとギルダが付き合ってる、という噂があるのは嘘ではないらしく、それを聞いたはやては耳まで真っ赤になる。
シャーリー「だって2人何かと一緒にいること多いし」
リイン「それに昨日の事件の直前までは暇な時間使って2人きりで喫茶店行ってたですし」
ルイス「まぁギルダに恋愛云々はわからないと思うけど…」
はやて「っ〜〜〜〜//////」
ギルダ「……?」
とうとうはやては反論できなくなり、顔が更に熱くなる。火の無い場所に煙りは立たないとはよく言ったものだ。
ちなみにもう1人の当事者のギルダはルイスの言うようによくわかっていないそうで…