魔法少女リリカルなのは ASTRAY

□第5話
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シャーリー「で、八神司令は置いといて、ギルダさん。本題に戻りますよ」

ギルダ「やっとかよ


やっときた本題に呆れるギルダ。


シャーリー「はい。本命装備のストライクザンバー、完成しました」

ギルダ「お、サンキュ」


シャーリーはケースから待機状態のグランを出してギルダに渡す。


シャーリー「で、それについて色々教えて欲しいんですけど…」

ギルダ「あー、すまん。ヴィヴィオ待たせてんだ。無限書庫にいるだろうけど、あんまり待たせたら悪いしな。データ送っておくからそれ見てくれ」

ルイス「仮にも参観日の帰り道だからね」

シャーリー「了解しました」

ギルダ「で、はやて」

はやて「……/////」


はやては部屋の隅で魂ここにあらず、といった状態で上の空。先程のシャーリーのいたずらが余程効いたようだ。


ギルダ「はーやーて!」

はやて「Σは、ひゃい


いきなり我に返り、声が裏返る。


ギルダ「この後ヴィヴィオと昼食取るけど、はやても来るか?」

はやて「ぇ?ぁ、うん。もう会議は終わったし、ご一緒する♪なのはちゃんはまだやろうけど、フェイトちゃんは私と同じ用件やったから近くにおるんちゃうかな?」

ルイス「はぁい。お姉ちゃんとシャーリーさんは?」

リイン「私も行くですよ♪」

シャーリー「あ〜…私はまだやることがあるから遠慮します」

ギルダ「了ー解。さて、フェイトは…っと」


ギルダはモニタを出し、フェイトへ通信を繋ぐ。


フェイト『はい。テスタロッサ・ハラオウン執務官でs…ってギルダ、どうしたの?』

ギルダ「この後暇?」

フェイト『ぇ?もう本局ですることはもう無いし…次の予定って言ったら昼の教導くらいかな』

ギルダ「んじゃ、フェイト。一緒に昼食、どうだ?」

フェイト『良いよ。ギルダとってことは…ヴィヴィオも?』

ルイス「もちろんいるよ。今は無限書庫にいると思うけどね」

はやて「私もおるよ♪」

フェイト『ぁ、はやてもなんだ。だったら私が適当な店探そうか?今丁度街に出てるし。希望とかある?』

ギルダ「じゃあお願いする。まぁ希望とかは…ないかな」

ルイス「私も」

リイン「私もです」

はやて「フェイトちゃんのオススメのお店がええな」

フェイト『わかった。じゃ、またね』


そう言ってフェイトは通信を切る。


ギルダ「んじゃ、ヴィヴィオ呼んでくるからはやてとリインは外で待っててくれ」

はやて・リイン「はぁい」







──外


はやて「なぁリイン」

リイン「何です?」

はやて「部隊長として知っときたいんやけど、ギルダのストライクザンバーやナルガのミスティルの性能教えてもらえへん?」


部隊長として気になるのは当然だろう。リインは実際の映像を交えてはやてに説明を始める。

ちなみに今リインはフルサイズである。


リイン「ぇっとですね。ミスティルはナルガさんの補助がメインの、言わばセイクリッドハートやアスティオンみたいなタイプですね。まぁ色々と違う点はあるですけど」

はやて「ぇ?ナルガって双剣使うてるやん。あれは制御下にあるんとちゃうん?」

リイン「本人曰くあれは彼のスキル“ヘブンズソード”で造り出したものらしいですよ。制御下にあるかどうかもケースバイケースらしいですし」

はやて「ヘブンズソード…?」

リイン「私もよくは知らないですよ。ただたくさんの剣を操る…くらいしか」

はやて「成る程な。で、ストライクザンバーはどうなん?」


ヘブンスソードの説明を終え、今度はストライクザンバーの設計図をモニタに出す。


リイン「見たからわかると思うんですが、あれは大剣と大砲をくっつけたような武器なんです。丁度バルディッシュ・ザンバーとレイジングハートを足したような性能ですね」

はやて「2で割らないんやな

リイン「で、それらと違うのは持つタイプ出はなく、装着型ってところですね。マグナムや波動カートリッジシステムのせいでそれ自体が大きくて重量もスゴいんで、持つタイプだと扱いにくい…ってのが理由だと思うです」


2つともなかなかスゴいもののようだ。


はやて「なんや、わかってたんやけど、どちらもスゴいんやな

ギルダ「サンキューな。はやて」

はやて・リイン「ひゃ!?」


突如2人の隣にアクセルワープで転移してくるギルダ。その両腕にはヴィヴィオとフルサイズのルイス(先日リインから教わったらしい)を抱えていた。
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