君に会えて

□君に会えて 第30夜
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総司side


総太「お帰り総司」



総司「総太くん!」



総太くんが起き上がっていた



総司「寝てなくて大丈夫!?」



総太「大丈夫だよ。何か凄く楽なんだ」



総太くんはふわりと微笑んだ



総司「そっか。良かった」



僕が安心したその時!!



総司「ぅ…!!」



総太side


総司の髪が白く染まり、瞳の色が真紅に変わる。



総太「総司!!」



総司「すぐに、治まる、から……!!」



総司の口振りは何度か経験しているかのように聞こえた



総太「総司…血がほしいのか?」



総司「欲しくなんかない!!
僕は……血に狂いたくない…!!」



総司の声はかすかに震えていた



総司「血に狂ったら近藤さんを守れなくなる!!」



だから…だから一人で



苦しくて…



辛くて…



我慢していたのか



総太「…でも……俺はこれ以上総司を苦しめたくない。」



鬼の血であれば羅刹を抑えられると言う。



俺は迷わず刀を抜き手のひらに傷を付けた



総司「総太くん、何を」



総太「俺の血を…飲んで」
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