戦慄の絆
□戦慄の絆 028
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白竜side
昨晩、興奮と苛立ちを抑えられずに朝まで練習をしていた。そのため汗が滝のように流れ落ちた
ーがらー
俺がシャワーで汗を流していると急にドアがあいた。やってきた主はこれから、チームメイトとなる人物だった
「やっぱり白竜だ」
いったんシャワーをとめ、シュウヤの方をみた
「シュウヤか、なぜここにいる」
「まぁ…サッカーの練習してて汗びっしょりかいたから、シャワー浴びに来た。そう言う白竜も?」
「そうだ。」
「そっか…」
シュウヤはあの日から肩まで伸びた髪を耳にかけた
ードキッ…ー
その仕草が色っぽく、胸がなった
そうか…俺は……やっぱりシュウヤが…
自分の想いに再度、気づいたら顔が真っ赤になった
「隣いい?」
湯気のおかげで赤くなった顔は見られず、シュウヤは髪の毛を洗い始めた
「……っ!」
ふと、横を見るとシュウヤの身体が目に入り凝視してしまった
「ふぅ…さっぱりした…白竜?」
「はっ…!」
シュウヤと視線が交わった
*