戦慄の絆
□戦慄の絆 032
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「シュウヤ…僕たちはこの試合に勝たなければいけない!勝つ気持ちがないなら、フィールドから出ていきなよ」
冷たい一言がシュウヤの心に突き刺さった。だが…そこでシュウヤの今までにためていた怒りが頂点に達した
「ミスしたのは、確かに自分が悪い。でも…兄さんだってミスの一つぐらい…大切な試合であったでしょ…こんなミスと比べものにならないくらいの…ミスを…」
そう言うとシュウヤは涙を拭いて、自分のポジションに戻った
シュウは驚愕した。なぜ、シュウヤがあの日の真実を知っているのかと…でも、当たり前か……僕は、シュウヤについて、知らないことがある?
シュウヤside
ポジションに戻ると白竜に話しかけられたら
「兄弟の問題なら、前半終了後に解決しろ。少しの時間ならとれる。だから、試合に持ち込むな。」
「うん…ありがとう。」
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