戦慄の絆
□戦慄の絆 032
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究極の力を思い知った雷門はある作戦を思いついた。
そして、キックオフはシュウヤから始まった
シュウヤがボールを蹴ったと同時に雷門の3トップがシュウヤの化身を押さえ込んだ
「本当に君たちが僕を押さえ込んだと思う」
シュウヤの合図と共に
林音の鉄器兵ナイト
青銅の精鋭兵ポーン
カイの番人の塔ルーク
そして、白竜の聖獣シャイニングドラゴン
が、現れ、これを機にゼロは徹底的に雷門を潰し始めた。
もちろん、その中にはシュウヤは参加していた
だが…突然動きを止め、その場にぺたりと座り込んだ
「どうした、シュウヤ!」
牙山監督が叫んだ
シュウヤside
足が動かない…身体が動かない
もう、時間なのか、それともただ単に
雷門に攻撃を仕掛けたくなかったのか…
わからない…
何もかも……一瞬、兄さんの憎しみに染まった顔が頭を過ぎった。
苦しい…なぜ自分だけ…もう嫌だ…。そう思ったとき、化身が…ネフティーが消えた。
僕は……僕は………僕は………………
なぜこんなに苦しまなければいけない
聖帝side
やはりな…
シュウヤとシュウはもともと、ここにいる者と生きてた時間が違う。
特にシュウヤはシュウと魂と憎しみの感情を交換している。
シュウヤは、神の子として島の生け贄に捧げられた日から長い眠りについた。そして、兄であるシュウが憎しみから地縛霊になってしまった。だが、シュウは、シュウヤの最後の神の子の力を使い、シュウと自分の魂を……神の魂を交換した。
普通ありえないが、神の子だからこそできる事
シュウヤの身体が動かないのは、今、憎しみと哀しみが混沌とし化身がその力を使わせないようにしているのだろう。誰でも憎しみに染まる。例え…神の子でも
私は牙山に電話した
シュウヤを下げて私のところに連れてこいと…
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