戦慄の絆
□戦慄の絆 033
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自分の身体が少しずつ発光しだす
もう、思い残すことは無い
さぁ…逝こう
「シュウヤ!待って!」
今更…幻聴が…
「シュウヤ!」
兄さんの声が…聞こえた
兄さんの声がしたほうを見ると、泣きながら兄さんが抱きついてきた
「ごめん、ごめんシュウヤ!あの日のこと僕、全然しらなかった。なのにシュウヤ」
肩が濡れる感触がして、兄さんは相当泣いている。僕も、涙がとめどなく溢れている
「…兄さん、ありがとう、分かってくれて……でもね……僕はもう、行かなき…「嫌だ、行かないでよ!僕をもう、独りにしないでよ!」…………兄さん……僕ね…今までずっと、どうして苦しむのは自分なんだろう…って考えてた。」
「………」
「やっと答えがわかったんだ……答えはね…――――――」
「シュウヤ…!」
「内緒だよ?」
「うん!………あ、白竜と」
「え…あ、ありがとう」
「白竜…今までありがとう」
そう言うと、白竜は怒った顔でこっちに来た
*