Dearest ー記憶の欠片ー
□第9夜 ーやっとー
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総太side
ふんわりと意識が浮上した。横には温もりはなくもう昼過ぎだった。
「総司…?」
隣の部屋に行くと、総司が朝ご飯?昼ごはんを作ってた
「あ、おはよう。よく寝てたから起こさなかったよ。ご飯食べる?」
「食べるー…」
「フレンチトーストだよー。食べれる分だけ食べてね。残してもいいよ。」
机の上を見るとフレンチトースト
、コンソメスープ、コーンとベーコンのサラダ、オレンジジュースとリンゴだった。
椅子に座ってお互い手を合わせる
「「いただきます」」
ごめん、総司。リンゴとフレンチトーストしか食べられなかった。残った物は総司がむしゃむしゃ食べてた。そのあと歯磨きして制服に着替えた。総司には駄々をこねられたが結局2人で行くことにした
桜が咲き誇る桜並木の道を手を繋いで歩く。
「そういえば総太くん。部活は?」
「あー、わかんない。色々と見て回るよ。でも剣道部には絶対入らないよ。剣道、大嫌いだから」
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