□君に会えて 第40夜
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総太side


1月の半ば…



俺は朝早い時間から起きて海を見に来ていた



あれから一年…。
江戸幕府が倒幕し新しく明治という時代が始まった。




だけどここには、明治政府のやり方は入ってこない




だって、この島は総司と俺しかいないから…。





総司side


「ふぁ…よく寝た…」



僕は冬の日差しや鳥の鳴き声から目が覚めた。



そして、違和感を感じた。



総太がいないっていう違和感に…



「………。」



僕は部屋着のまま海へ出かけた。



総太side



そろそろ帰ろっかな…俺は腰を持ち上げた。



海を背に歩き出した…だけど、その足は直ぐに止まった。






ーなんか…人?…っていうか青いのが倒れてるー




俺は近くに行って棒でツンツンしてみた。




?「ん…」



…一応生きてるみたい…




「あの…」




「ん…!?………うわ!?あんた誰だよ!?」




「…俺は沖田総太。」




「俺は伊吹龍之介よろしくな。ここってどこなんだ?」




伊吹って…どこから来たんだよ…。




「ここは、北海道の周りにある島の一つ。現在は俺ともう一人の奴しかいない島。」




「え!?まじかよ…。俺さ津波に飲まれて気づいたらここにいたんだよ」




「え…君どこからきたの?」




「俺?俺は………忘れちまった」




この人、絶対だめだ!!




「はぁ…。ここは、3年後にならないと北海道には帰れないし帰りたいんなら泳ぐしかない。」




「そうなのか!?」




「良かったら家K「あれ?伊吹くん…?」あ、総司」
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