Dearest ー記憶の欠片ー
□第3夜 ー新選組ー
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近藤side
「おっおい!!君!!しっかりするんだ!!」
俺は気を失ってしまった少年をとりあえず保健室に運んだ
「さ、山南くん!!少年が!!」
保健室の扉を開けると誰もいなかった。山南くんは留守のようだ。
勝手に使うのは悪いと思ったが少年をベッドに寝かせた
その時、かぶっていたフードから白銀の髪の毛があらわれた
「………総太くん!!」
何とこの少年は総太君だったのか!!ならば聞かねばならぬことがある。
しばらくまった頃
「ん……」
総太くんの睫毛が震えゆっくりと目が開いた
「総太くん!!」
*