Dearest ー記憶の欠片ー

□第8夜 ー愛ー
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薬品の匂い…保健室の匂いが鼻についた。



「ん……」




「おや、目覚めましたか?沖田君がここまで運んできましたよ?」




「あ…そうですか…。あの沖田は…」




「先ほどまでいたのですが、あなたが目覚める結構前にたくさんの友達と帰りましたよ?なにやら…ゲーセンとやらに行くみたいですよ?駅前の…」




丸眼鏡がキラリと光った




「山南さん、ちょっと行ってきます!」




俺は何も入ってないカバンを持って保健室から総司がいるであろう、駅前のゲーセンに向かった




そこで、山南さんが何を言ったか聞こえなかった













「おやおや性春ですねぇ〜」






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