僕らの幕末戦争
□僕らの幕末戦争 第2戦
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唯人side
僕は光の空間にいた。隣には裕助もいた。だけど太一だけいなかった。裕助は気絶して入るみたいだ。
ずっと浮かんでいる…。暫く浮かんでいた頃黒い靄が見えた。僕は裕助を掴んで黒い靄をくぐった
ドサッ
「いった…!!」
どうやら黒い靄は出口だったみたいだな。
「っつ………え!?ここどこ!?」
さっきの衝撃で裕助は目を覚ましたようだ。
「裕助!!…目が覚めたんだ。良かった」
「唯人!…ここはドコなんだ?」
俺は辺りを見回した。ここは…どうやら
「明治より以前の時代にタイムスリップしてしまったんだ。」
「は!?…マジで!?」
「刀が僕たちの近くにある…。今は銃刀法違反があるから刀は持てないはず…。だからここは江戸かもしれない…。」
だけど、僕たちの服は、学校の制服のまんまだった
「江戸!?何で江戸に!………てかさ、これ本物?」
裕助は腰に差してあった刀を抜くと近くの草を斬った
「すっげー!!」
裕助は感動してぶんぶん刀を振り回していた。どうやら刀は本物のようだ。
僕は辺りを見回した。するとある物を発見した。それは……僕の家の蔵にあった書物だ。だけど一冊しか無かった。
「これは…新選組幕末物語」
僕はパラパラと本をめくった
読み進めていくうちに衝撃的な事がわかった。
それは…
「ぎゃぁー!!!!!!!!!!!」
物凄い悲鳴が、辺りにこだました
「何だ今の声!?」
「わからない。とにかく行ってみよう!!」
「おう!!」
行かなければ巻き込まれなかった
でも行かなければあなたに会えなかった
後悔はしていない
*