戦慄の絆
□戦慄の絆 013
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シュウside
実験室を発見した
「なんだか、中が騒がしいね」
ーガチャー
ダッ
いきなり、実験室のドアがあいて、中からシュウヤが出てきた
一瞬だったから、わからなかったけどシュウヤの目からは、涙が流れていた
「待って、シュウヤ君!!」
僕は、実験室にいた人に話しかけた
「あの、シュウヤに何かあったんですか?」
「君、シュウくんだね?…実は、牙山教官から彼の身体能力などを、調べるように頼まれたんだ。だけど、調べていると彼の記憶に、一部が映像化したんだよ。彼は、記憶を失っている。」
やっぱり、シュウヤに記憶は無かったんだね…。
「彼は、恐くてここを飛び出したんだ」
「シュウヤは、大丈夫なのか?」
「ああ。身体に影響はないから、大丈夫だよ。白竜くん」
「そうですか。」
「…クスッ。頑張ってね、白竜くん。彼は強者だよ。鈍感のね。」
「なっ!!」
「白竜……シュウヤは鈍感だよ。」
「知らん!!!!!」
白竜は、顔を真っ赤にしながら走ってどこかに行った
「君が、シュウヤ君の兄弟だね?彼は…―――だよ」
「えっ…!!」
「嘘…」
「嘘じゃないよ。彼はもうじき―――」
*