戦慄の絆
□戦慄の絆 015
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シュウヤside
あれから、兄さんとは普通
いつも通り。
それは、当たり前。
僕は今、 兄さんと白竜と化身合体の練習をしている。
「化身合体は―――」
と、ハゲに言われたけど覚えていない
やっぱり、変わらない
だけど、僕自身が少し変わった
例えば、白竜が兄さんと話しているとすごく、イラつく
現に、今だって僕だけ化身合体の練習に僕だけ、入ってない
白竜と兄さんだけ、化身合体が成功した
二人は成功したのに…
僕は、できない
さっきから、ずっとイライラしている
「シュウヤ、どうしたの?化身合体の練習しようよ」
座っている僕に、兄さんは肩に手を乗せてきた
「うるさい!!」
ーバシッー
肩に乗っていた手を叩いた
兄さんと白竜に背を向けて走り出した
*