戦慄の絆
□戦慄の絆 番外編
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白竜が目を開けるとそこに、シュウヤはいなかった
「シュウヤァァァァァァァァ!」
白竜の悲しみを含んだ叫びが響いた。
白竜の悲しみを表すように、晴れていた空が泣き始めた
「シュウヤ…ごめんね、ごめんね」
白竜の左隣にいた、シュウの目から涙が溢れ出した
彼は只、ひたすら謝りだす
ーサァァァァー
細長い雨が二人の頬や髪、服を濡らす
何時までも泣き止まない二人…
その時、ミサンガが光り出した
ー泣かないで白竜…兄さんー
「シュウヤ!?どこだ!?」
*