君に会えて
□君に会えて 第4夜
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総太side
十四「…」
土方さんも総悟も何も言わない
歳三「お前らは昨日何をしていた。」
十四「何もしていない。」
総悟「あんたらは新選組なんだろぃ?」
総司「そうだよ。それがどうしたの?」
総悟「別に…」
歳三「本題に戻るぞ。昨晩と一昨日、お前らは何をしていた。」
新八「こいつらも見たのか?」
斎藤「いや。こいつらは、失敗したのを殺している。」
佐之「マジかよ。斎藤…そりゃ大変だな。」
十四「その証拠は?」
歳三「はっきり見たっていうのはないが落し物がある。」
そう言って向こうの土方さんは何かを取り出した。
「!!!」
俺は目を見開いた。
歳三「これが一昨日一緒におちていた。これに見覚えはないか?」
土方さんが取り出したもの…それは白い勾玉のネックレスだった。
歳三「見覚えがないならこれは処分するが本当に見覚えはないか?」
土方さんも総悟もビックリしていた。
どうしよう…あれは俺が産まれた時、母さんに貰ったとても大切なものだ。
処分されるくらいなら勾玉と一緒に死んだ方がましだと思うくらい大切なものだ。
俺は口を開いた。
総太「それは俺のだよ。あの白い髪の奴を殺したのも俺。」