君に会えて

□君に会えて 第17夜
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総太side


皆が出て行った後は
とても静かになった。



あ…沖田に会いに行ってみよう
俺は沖田を探した。



すると、沖田は中庭にいた



沖田は木陰に座り夏空を見ていた



俺もつられて空をみた



あ…空綺麗…真っ青な青に真っ白な雲…綿飴みたい



そうだ沖田に会いに来たんだ



俺は沖田に視線を戻し…た



総太「!!!!!!!!!!!!」



総司「ぼーっとしすぎだよ」



木陰にいた沖田はいつのまにか目の前にいた



総太「沖田!?いきなり目の前にくるなよ!!」



総司「ぼーっとしてる君が悪いんだよ」



総太「沖田ってさ子供の頃の記憶ある?」





総司side



俺はふと気になっていたことを聞いてみた
すると沖田は俺の方を見て
おもむろに呟いた。



総司「僕、子供の頃さ不思議な男の子にあったことあるんだ
その男の子とは一回しかあったことないんだけどね。その男の子と初めて会ったのに初めて遊んだんだけど…そして、契りの約束したままその子とは会ってないんだ」




総太side


総太「今まで、会えなかったのか?」



総司「うん。この歳になっても時々初めて出会った場所に今でも行ってるんだ」



総太「そっか…。その子の名前は?」



総司「それがわからないんだよね」



総太「は?」



総司「何で忘れたんだろうね」



総太「変なこと聞いて悪かった」



総司「いいよ。別に」



俺は聞いたことを後悔したのかもしれない
でも、内心俺かもしれないという嬉しさがあった


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