君に会えて
□君に会えて 第17夜
2ページ/3ページ
総太side
皆が出て行った後は
とても静かになった。
あ…沖田に会いに行ってみよう
俺は沖田を探した。
すると、沖田は中庭にいた
沖田は木陰に座り夏空を見ていた
俺もつられて空をみた
あ…空綺麗…真っ青な青に真っ白な雲…綿飴みたい
そうだ沖田に会いに来たんだ
俺は沖田に視線を戻し…た
総太「!!!!!!!!!!!!」
総司「ぼーっとしすぎだよ」
木陰にいた沖田はいつのまにか目の前にいた
総太「沖田!?いきなり目の前にくるなよ!!」
総司「ぼーっとしてる君が悪いんだよ」
総太「沖田ってさ子供の頃の記憶ある?」
総司side
俺はふと気になっていたことを聞いてみた
すると沖田は俺の方を見て
おもむろに呟いた。
総司「僕、子供の頃さ不思議な男の子にあったことあるんだ
その男の子とは一回しかあったことないんだけどね。その男の子と初めて会ったのに初めて遊んだんだけど…そして、契りの約束したままその子とは会ってないんだ」
総太side
総太「今まで、会えなかったのか?」
総司「うん。この歳になっても時々初めて出会った場所に今でも行ってるんだ」
総太「そっか…。その子の名前は?」
総司「それがわからないんだよね」
総太「は?」
総司「何で忘れたんだろうね」
総太「変なこと聞いて悪かった」
総司「いいよ。別に」
俺は聞いたことを後悔したのかもしれない
でも、内心俺かもしれないという嬉しさがあった
next