君に会えて

□君に会えて 第20夜
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総太side


今度、徳川家茂公が上洛するらしい
徳川茂茂じゃなくて?



その上洛に伴い殿が二条城に入るまで
警護せよと要請を受けた



俺は斉藤たちと一緒に二条城の警護に行った



すると、二条城である殺気に気がついた



ーゾクッー



この気配…風間千景だ



何故ここに…。



千鶴ちゃんが勇気をもって話しかけた
だが俺は、話を聞く余裕は無かった



何故ならこんな時に頭痛が襲ってきたからだ



総太「あぐ…うあ」



あまりの痛みに俺は膝をつきそうになった
だけどなんとか持ちこたえた



不知火「俺らの目的はあんただ沖田総太、雪村千鶴」



総太「は?」



天霧「我々と一緒に来ていただきたい」



総太「なんで?てかあんた誰?」



どちらも目を見開いていた



風間「今は何を言ってこいつはわからぬ
おい。女、我が同胞ともあろうものが
こいつを知らぬのか?」



風間は俺を指してきた



千鶴「え?」



千鶴ちゃんがそういった途端



ーがきんー



原田さんと斎藤さんが気づいたようでこちらに来た



土方「おまえ等は逃げろ
総太、お前は戦えないだろう」



総太「はい」



自分がふがいない



土方「こいつを屯所までつれて帰れ。
いいか?わかったな」



総太「はい。…いこう」



千鶴「はっはい」



俺は千鶴ちゃんの手を引いて走った



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