君に会えて

□君に会えて 第23夜
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総太side



千姫が帰って皆、床についた



だけど、俺はなかなか寝付けない



…何やら外が騒がしくなってきた…



俺は飛び起きて外に出た



そこには、風間が外に立ち塞がっていた



風間「美しい…。貴様…記憶が戻ったようだな」



総太「そんなことはどうでもいい…何をしに来た」



風間「女鬼か貴様をさらいに来たとでも…」



総太「生憎、俺も千鶴ちゃんも貴様について行くきはない」



風間「ふん、だが女鬼はこちらに来る…」



総太「どうだかな」



風間「貴様はもう少し敵の気配に気をつけた方がよい」



総太「は?」



俺が気づいたときには後ろに天霧がいた



総太「しまっ、」



俺は天霧に鳩尾を殴られ気絶した。



天霧「すみません…。」



風間「連れて行け」



十四「そいつを連れて行ってもらっちゃあ困る」



勲「総太!!!」



歳三「屯所に討ち入ってくるとは、大した度胸だな」



原田「おいっ、てめぇ!離しやがれ!!」



千鶴「土方さん!!原田さん!!」



風間「貴様らにはこいつの価値がわからんのか…。コイツは利用されてこそ真価を発揮するのだ」



原田「総太は物じゃねぇ!鬼でも生きてるんだ!」



そこへ、斎藤がやってきた



斎藤「副長、遅れて申し訳ありません。」



歳三「加勢しろ」



斎藤「御意」



皆、いっせいに攻撃を始めた



千鶴は勲に連れられ安全なところに連れて行かれた



さすがに2対4は厳しい



天霧に一瞬の隙ができた



そこを斎藤が総太を取り返した



歳三「山崎くん、コイツを安全なところに連れて行ってくれ!!」



山崎「御意」



山崎に担がれているとき目を覚ました



総太「や…ま……ざ…き」



鳩尾に激痛が走りあまり声が出なかった



山崎「副長に守れと命をつかった」



山崎は適当な部屋に俺を放り投げた



総太「いっ…」



堅い畳が襲ってこなかった。



何だか…柔らかいものが下に……。



?「ずいぶん大胆な登場だね」



体の下から声がした



ま…さ…か



この嫌みな声は…まさか…まさか



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