君に会えて
□君に会えて 第26夜
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この日ある事件が起きた
それは近藤さんが肩を撃たれた
撃たれた近藤さんは俺らの真選組の局長だった
撃たれたのは近藤さんを庇ったからだと言うことだ
何で…どちらにせよ近藤さんは撃たれていた
一体誰が…
真選組の局長、勲は大したことないと言うが
あの血の量からして大したことじゃない
むしろ、おおごとだ…
それに、日暮れ頃調査に行っていた新八さんたちの話によると
何の手がかりもなかったらしい
そして、近藤さんの容体は悪くなる一方だった
帰ってきたときには残っていた意識も
傷が熱を持ち始めると共に失われた
俺は自分の血が傷に治ると聞いたので
こっそり、重湯に血を混ぜおいといった。
もし、本当なら…治るかもしれない
俺は、こんな事にしか役立たない体に腹が立った
そして夜、遅番のために沖田さんと待機していた