君に会えて

□君に会えて 第28夜
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総司side


山崎「総太くんの傷はまだ癒えませんか?」



松本先生も渋い顔で頷いた



松「詳しいことはわからんがおおよその原因は想像できるな」



松「通常の銃撃であれば、鬼には傷を残せん
しかし総太くんの傷は治らん。となれば」



松「鬼の力がまだ解放されてない若しくは回復力を抑える効果がある…そうとしか考えれん」



短い沈黙の後山崎君が答えた



山「弾は銀でできていたと聞きます」



総司「銀?」



松「それが原因かもしれないな」



その後も松本先生と山崎くんと会話を続けた



銀の弾丸で撃たれたから総太くんが苦しんでる



でも鬼だから死んでないということらしい



やっぱり松本先生にも治せないらしい



松「それでも綱道さんなら何か治療法を知っていたかもな」



総司「綱道さん?」



松「あぁ。綱道さんの家は江戸の外れにありたくさんの羅刹の資料があると思う。」



山「ですが、本人たちが留守に家に上がるのも…」



松「大丈夫だ。何かあれば私が綱道さんに伝える」



総司「明日、早速行ってみます!!」



山「なら、俺も同行します」



総司「君が来るの?」



山「何かご不満でも?」



総司「全然。」



松「君らが帰るまで総太くんは私がみよう」



翌朝、できるだけ早く帰ると約束し、僕たちは隠れ家を出た。


二人が出て行った後、僕は総太くんの唇に接吻をした
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