君に会えて

□君に会えて 第29夜
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総司side


ここが千鶴ちゃんの家…



僕は中に入ると少し埃っぽかった



山「最近出入りしたものはいないようだな」



総司「そうだね。さっさっさと探そう」



僕たちは羅刹または鬼に関わる資料を探し始めた



だけど…



山「羅刹化の代償は命そのものか…!」



僕たちが知ったことと言えば



僕にとっては嬉しくないことばかりだった



やはり変若水は何かあったんだ。



それに羅刹の体力は自分の寿命を縮める



総司「………」



自分がこんなこと考えてもしょうがない。



この事を総太君が知ったら、また自分を攻めてしまう



だから、黙っておかないと…






その後も僕たちは資料を探し続けた



すると【時の鬼物語】と言う古い書物がでてきた。



僕はそれをぱらぱら読んでみた



総司「っ!!」



それは、時の鬼と言われている煌鬼一族の事に関する書物だった。



僕にとっては嬉しいこが書いてあった。



それは、総太くんがつけている勾玉は浄化の勾玉といわれているらしい。



まがい物の力もとい、羅刹の力を根絶させることができる



そして、1000年に一人不思議な力を持った鬼が生まれてくるらしい。



力を持った鬼は代々神と崇められ勾玉の力を発揮できる



なんだ…勾玉の力は誰でも発揮できるわけじゃないんだ…



でも、この本は総太くんに役立ちそうだから持って帰ろう



山「沖田さん、これは…羅刹の吸血衝動を抑える薬の製法が書いてあると思われる書物がありました」



総司「どれ?」



僕は山崎くんから書物を受け取るとぱらぱら見始めた



総司「ホントだ!!松本先生に見せれば作れるかもしれない」



山「ならば、そろそろ帰りましょう。遅くなりましたし」



総司「そうだね」



僕らは二冊の書物を持って松本先生のいる隠れ家に帰った



その帰り道…
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