君に会えて

□君に会えて 第31夜
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そして、次の夜、俺たちは松本先生に連絡を取った



俺達が江戸に戻ったことを知ると、急いで駆けつけてくれた



思いも寄らない人物がいた



千姫「総太さん!!良かった、御無事で」



「千姫?」



俺の頭は混乱していた



何故千姫が?



君菊「姫様はあなた様の身を案じていたのです」



そうなんだ…なんか嬉しい



暫く他愛のない会話をした。



そして…



千姫「綱道さんが変若水を薄めることに成功したらしいの」



君菊「薄められれば、消すことも可能になるかもしれません」



総司「あ、忘れてた」



総司はいきなり棚を漁りだした



そして、古ぼけた書物を見つけてきた。



「なにそれ?」



総司「時の鬼っていう書物」



君菊「どこでこれを!?」



総司「綱道さんの家で発見した」



千姫「やはり綱道さんが持っていたのね」



何これ?そんなに重要なの



君菊「これは、唯一、煌鬼一族の事が書かれている書物なのです。」



「!!!!!!」



千姫「今までこの書物を手にしようとたくさんの人の血が流れました。それ程煌鬼一族の事を知りたいのね」



総司「ならこれ、君に」



そう言って俺に渡してきた



「………」



俺は、ぱらぱらと読んでいった



「!!!」



驚きのことが書いてあった。



それは俺のことだった。



「俺のことがかいてある…」



「「「え?」」」



俺は皆に聞かせるために読んだ
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