君に会えて

□君に会えて 第38夜
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総太side



薫「待ちくたびれたよ。総太 」




「どうもすみませんね。」




薫「沖田も相変わらずのようだね。あ、労咳治って良かったね」



やっぱり俺の血は病を治すことができるんだ…



総司「!!」




薫「沖田は自分の身体のこと知らないんだ」




総司「うるさいなぁ。…で、敵は君だけ?」




薫「あははは!!まさか!!」



南雲がそう言うと、辺りからざっと30体ぐらいの羅刹がでてきた。




綱道「私が改良した変若水で肉体が強化された羅刹隊だ。」




「お前らやることねぇのかよ。そんなことに時間使うんなら別のことに使えよ!!」




薫「綺麗事だね」




総司「いいけど、余所見してると怪我するよ」




総司はいつの間にか羅刹になって南雲に斬りかかっていた。



俺は綱道さんの方を向いた。俺が鬼の姿になると…



「素晴らしい!!」



俺は悪寒がした。
こんなおじさんに褒められるなんて…あ〜気持ち悪い。



「時の力を持つ鬼の血を持つ使えば最強の羅刹が作れる!!」




「お前の研究のために俺の血なんかやらない!!俺の血は不治の病にかかった人のために使う。こんな邪な力など今、ここで消す!!」




俺は金色の勾玉を使おうとした。





だけど…





「ぐ…!!」




突如、総司の呻き声が聞こえた









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