君に会えて

□君に会えて 第38夜
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総司side


僕が薫に斬りかかった時、異様に身体が軽かった



薫「チッ…少しは強くなってるみたいだね」




「うるさいよ。」



僕は薫に沢山切り傷や深い傷をつけていった




薫「く…!」



薫が本気を出したみたい。鬼の姿に変わった


今度は僕に深い傷が増えた。



「君は何のために総太君を欲しがるの?」




薫「僕は、あいつを使って数少なくなった鬼の一族を復興させる。そのためにはあいつが必要なんだよ」




「まるで、総太くんが人形のように聞こえるんだけど?」




薫「あははは!!そうだね?でも僕たちからしたらただの人形にすぎないよ。」




僕はその言葉に凄くイラッとした




「総太くんは人形じゃない!!」




薫「どうだかね。僕らに従えば只の人形と一緒だよ。……そろそろ、つぶすよ。お前」



薫は懐から紅い液体を取り出した




「それは!!」




薫は何も気にせず変若水を口にした。
その途端、薫に右肩を貫かれた




「くっ!」




肩に熱が伝わり僕は体勢をくずした。



ーガシー



僕は総太くんに抱き止められていた
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