「あー涼しいー」

「お前なあ、
授業サボりすぎやで?」

「だってダルいねんもん」

「そうかもしらんけど…」

「すばる先生だって
学生の頃サボってたやろ?」

「ゔ」

「すばる先生がまじめに
授業受けてる姿、想像できひん」

「(…何も言えへん)」

「なんで保健室の先生になったん?」

「(話し変わるん早すぎやろ)
楽やから。」

「うわっ!何それ
先生失格やで(笑)」

「かもなー(笑)」

「…あ てか今何時?」

「んー10時58分やな」

「もう行かな」

「せやな、頑張ってこい」

「でもなぁ…次数学やねん」

「数学あかんの?」

「うん」

「俺も数学あかんかったわー」

「すばる先生は音楽以外全部1やろ」

「…!」

「図星?」

「過去にはこだわらん!」

「(図星なんや…)
なあ、まだここにおってええ?」

「あかんあかん!はよ教室行け」

「えー嫌やー」

「子供じゃないんやからダダこねんな」

「だって嫌やねんもん」

「そんなに数学嫌なん?」

「嫌やわ」

「…あれ?でもお前、
この前のテスト9割とったとか
言うてへんかったっけ?」

「……」

「?」

「ごめん、あたし嘘ついた」

「え?」

「本当はずっと先生のそばに居たいから」




















つづく





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