短編
□ひとりじめ
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「孝宏」
「なに??」
「ちゅーして」
・・・・・・え???
「健一???」
聞き間違いか???
俺はとうとう、こんな幻聴が聞こえる程
ブッ壊れてしまったのか???
「なーあー、ちゅー!!!」
「え??いや、健一クン、そのー」
えー、皆様。
こんばんは、櫻井孝宏です。
状況把握が出来てないと思われますので
説明させていただきます。
ココは、某スタジオの楽屋です。
健一、松来、俺の三人がこの楽屋で待機中。
えぇ。
みなさんお気づきでしょうが、
「三人」
で待機中なのですっっ!!!!
「・・・・え??」
ほらっ!!松来なんて戸惑っちゃって!!!
「健一、お前ちょっとコッチに来いっ!!!!」
俺は健一の手首を掴んで楽屋から出た。
ぽかーんとしている松来に見送られながら。