短編

□前髪と性感帯と
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「なぁなぁ、孝宏ー」


今日は久々に健一が家に泊まりに来ている。

しばらく会えなかった分を埋め合わせる
かのように、互いを求め合う。

果てた後、健一が俺の顔を見て神妙な
顔つきで声を掛けてきた。


「なに?まだ足りない???」

「ち、違うわっ!!そうじゃなくて・・・」

「ん??」

「孝宏・・・髪の毛長すぎとちゃう??」

「そう?っていうか、健一が長い方が
似合うって言ったんじゃなかったっけ?」

「言ったけどさ、もうちょい短くして
欲しいんよ」

「なんでよ。似合ってない?」

「そうじゃないけど・・・・その・・・・・」


健一が顔を赤く染めて目を逸らす。

「ス、スるとき、孝宏の前髪がくすぐったくて事に集中出来ないんよ・・・っ」

「あ、そう?じゃあ切・・・「それとっ」


健一はちらちらとこちらを伺いながら
言った。



「孝宏の顔が・・・見えないやろっ・・・!!」

あー・・・・・・・・ヤバイ。
俺、そんなに我慢できないから。

この人可愛すぎる。
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い。


「健一、はさみ。」

「え、はぁ・・・?」

「今から髪切るからさ、シよ」

「はあっ!!?い、意味が分からんから!!!
ちょ、押し倒すなあああああっ!!!



それから散々な目にあった健一くんは
翌日マトモに立てなくなりましたとさ。





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久々の櫻鈴です。
なんかこういうネタは最近書いてなかったんで
ちょっと新鮮でしたww

長編は・・・うん。
もうしばしお待ちを・・・・・(´;д;')


『桜の咲く頃に』が完結したらまるマで
長編書きたいと思ってます(´^ω^`)

そのことに関してはまた後日。
それではー。

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