小説
□スキなの?キライなの?
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『レンのばかぁ〜!!レンなんてキライっ!』
「ちょっ!?リン待てよ」
リンは部屋を出ていった。
――スキなの?キライなの?――
『グスッぐすん…ヒック…れぇんのばぁかぁ〜』
「どうした〜?喧嘩したのか〜?」
と気の抜けた声で言うカイト。
「お兄ちゃんは黙ってて!!」
「ミク…お兄ちゃん泣くぞぉ〜」
「はいはい」
ミクは冷めたような口調で言う。
「リン、何があったのかしら?」
『ルカ姉、あのね…そのね』
「うん」
『レンが好きっていったら何も答えなくなってね、最近私の事避けてるから理由を聞いても教えてくれないし無言だし…グスン…ヒック…うわぁ〜ん!!』
ついに、大泣きしてしまった。
「それは、きっとレン君が照れてるだけよ」
『ルカ姉…』
「私もそう思う!」
『ミク姉…、ありがとう!』
ルカとミクはリンの頭を撫でる。
「まったく、可愛いんだから…」
「レンも素直じゃないよね〜」
『ルカ姉…ミク姉…』
「ほら、心配でレンくんがきちゃったわよ?」
「レン、素直になれよ!リンを不安させちゃだめだぞ?」
「み、ミク姉…」
はぁ…とため息をつくレン。
「あーもう行くぞっ!」
『えっひゃ!?』
リン達の部屋に向かう。
「もう、抑えがきかないよっ」
レンはリンを押し倒し、キスをする。
『んぅ〜っ…やぁっん』
「はぁっ…リンが大好きで大好きで仕方ないんだっ」
『はぁ…はぁ…私だってっ…』
「プッ顔真っ赤…リン可愛い」
『だって、レンがちゅーしたからだもん〜!!』
そう、言うとポコポコとレンの胸を叩く。
「お仕置きが必要かな〜♪」
『ぴゃっ!?』
「よぉ〜っし、ぎゅ〜しちゃお♪」