小説

□女の子だけの秘密
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『…最悪だわ…』

―女の子だけの秘密―

月に一回はくる女の子の日、リンはそれに悩まされているのです。

『痛い…痛すぎる…きっとストレスのせいよ』

ストレスの原因は双子の弟、鏡音レン。

「リンちゃん、大丈夫?鎮痛剤のんどく…?」

『ミク姉ありがとう…でもいらないや』

「そっか…あまり無理しちゃ駄目だからね!」

「リンは何か悩みがあるのかしら?」

ミクとレンカはリンのお姉ちゃん的存在なのだ。

『レンカちゃん…レンには内緒だよ?』

「うん、それで…?」

『レンの事が好きなの…弟としてじゃなく好きなの…』

「ミク姉」

「レンカちゃん…」

二人は困惑した顔をしながら言う。

『でも、レンは…私のこと…恋愛対象外みたいで』

「リンちゃん、あの…さもしかしてさぁ〜もしかしなくてもさぁ〜まさか、まだ一緒にお風呂とか入ってたりする…?」

『えっ』

「一緒に入ってるの!?」

『ミク姉声大きいよ!さすがにもう一緒には入れないよ…』

顔を真っ赤にさせながら言うリン。

「あ、ごめん私ちょっとリントのとこにいってくる!」

『レンカちゃん…顔真っ赤だよ?』

レンカは顔を真っ赤にしながら部屋を去った。

「レンカちゃん、どうしたんだろう…?」

『うーん』

「リントくんが恋しくなっちゃったのかな?」

『いいなぁ…レンカちゃんはリントくんにちゃんと想いを伝えられて…』

そう、リンはレンに自分のことを一人の女性としてみてほしいだけなのだ。

「そんな顔しないで?」

『あ…やだっ私なんで泣いてるの…?』

リンの頬に涙が伝う。

「リンちゃん…」

『ごめんね?グスっヒックっミク姉〜!』

「んもぉ〜リンちゃんのおバカ!大丈夫だよ、リンちゃんが好きって気持ちを…熱い想いを…ちゃんと伝えればレンくんにだってきっと伝わるよ!」

『ミク姉…ありがとう…私頑張ってみる!』

リンはそう言うと立ち上がりレンの部屋へ行くことを決心する。

「リンちゃん、ファイト!」
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