イナズマ
□夏祭り
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今日は商店街で祭がある。
祭に行くことを母に言うと、浴衣と下駄を用意してくれた。
しかし、浴衣に時間がかかりギリギリになってしまった。
「やばいっ!遅刻する!」
集合場所に行くと、円堂と風丸とマックスしかいなかった。
「あれ?みんなは?」
「半田が遅いから先に行っちゃったよ」
と、マックスが言った。
マックスの浴衣姿はいつもよりかっこよくて色っぽいから、ついつい見惚れてしまいそうだった。
「じゃあ俺達行くな?」
円堂はそう言って風丸と人ごみに消えていった。
「じゃあ僕達も行こうか」
「そうだな」
歩こうとした瞬間、ズキンと足に痛みがはしった。
「…ッ!」
「…半田?」
「な、なんでもない!さあ行こう!」
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